― サクソー川/橋の南側 ― は、やっぱそれなり、対応はしてくるよな![衝立を押し出し、進む歩兵の姿に口の端が僅かに上がる。遮るものがあれば貫通力は減じられる。三人一組の体制で叶う限りの連射はしているが、矢数にも限りはある] 乱戦になったら撃ち止め……とはいえ。 切り上げ時が肝心か……。[それをいつと見切るか。そんな思考を遮ったのは、空へと放り投げられた焔の揺らめき]