人狼物語−薔薇の下国

516 ルー・ガルー戦記 10 〜ブリュノー救援戦


王国軍軍団長 ナイジェル

[ 間も無く撤退を告げる角笛と伝令が届き、両軍が引き上げ態勢に入った時、ナイジェルは、単騎でティルカンの陣へと近づいて行った。 ]

『軍団長!?』

来るな。すぐに済む。

[ 慌てて後を追おうとする副官に言い置いて、声の届く位置まで近づく。 ]

私はマルール軍軍団長ナイジェル・ソン・ベルク!
ナネッテ・マドゥーラ殿にお願いがあります。

[ 用向きを問われたなら、バイザーを上げ、素顔を晒してから胸に手を当て、騎士の礼をとる。 ]

この後、戦の帰趨が如何なることになるか、分かりませんが、いずれ、機会が巡りましたら、是非、お手合わせを願います。

[ 以前に彼女の教え子であるクリフへ向けたと同じ願い。さて、その願いには、どんな返答が返ったか。

ナイジェル自身は、帰陣した後、ノーラが存命しているらしいと知らされれば、「早まりましたかね?」と、苦笑することになるのだが。* ]

(90) 2019/02/21(Thu) 23:47:27

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