ははは。
おやじさん、豪快な人なんだなー。
[>>79顔も知らぬ、彼の親の人となりの一端に触れた気がした。]
そうか。
じゃあ、まだまだ旅は終わらなそうだな。
[目的地が物理的に離れた異世界であるとは知らないまま。]
気楽にって言われたんだから、多少の寄り道だって良いだろうさ。
スキーとか、スノボとかしたか?
折角だからしっかり遊んでけよー。
[寄り道など、青年は彼くらいの年頃には随分としたものだが、彼はそうではないらしい。
旅先で出会う、美味しいもの、貴重な体験。
そうしたものは思い返せばきっと楽しい思い出となるだろう。時間の許す限りで、そうしたものに触れる事が出来ると良い。
嬉し気な様子の彼に笑い掛けながら、橙色の皮を剥いていった。*]