― 地上 ―......やはり、何事もなく、とはいかなかったか。[ 天穹に、対極たる陽気と火気が乱舞するその気配は、地に在っても、感じ取れるもので、玄武神は苦笑混じりに、小さく吐息をついた ]...役目を果たしたとあれば、長居は無用の地。気が落ち着いたなら、戻るぞ。[ しかし、そんな表情の変化は一瞬で消え、再び淡々と天への帰還を、皆に告げる ]...祭りを楽しむ間も残さねばならぬだろうしな。[ ぽつりと、最後に落とされた言葉は、さて、どこに向かってのものであったか* ]