[ほどなく運ばれてきたオムライスをもぐもぐしながら、ベルガマス子ちゃんから、最近のイケメン来店事情を聞いていると。
――あら、ロスリンちゃんが来たわ!>>68
ベルガマス子ちゃんが、内緒話チックに耳打ちしてくれる。
声が大きいから聞こえるんじゃなーい?と思いつつ、立ち上がって手をひらひらと振った]
お疲れさん。
……お誕生日おめでとう。ええっと、いくつに……。
[チーママにかつんと肘鉄をくらう。
いけないいけない]
……ええと、ともかく、おめでとう。
大したもんじゃないけど、これ。プレゼント。
[新色のリップグロスの入った、小さな包みをロスリンに手渡した。
気に入ってもらえるといいのだが]