なんだかねぇ、こうもお膳立てされると……。
[誰に対してともなく呟いたところでふと、召集を受け広間へ集った際に、神子が見せた自嘲のような表情を思い出す。
まるで『世界』の責任を、自分一人で背負っているような顔だった。
それを思えば文句を言うべき相手も見つからず、ただ、長い長い溜息をつくだけだった]
ミリアム、どうしようか?
このまま先へ進むか、それとも休憩を挟むか。
[いずれにしろ、あまりのんびりとはしていられないだろう。
彼女の返答を聞きつつ、自身は戦闘の後始末として、投擲した武器を回収する。
金属製の武器は雷を通すことでそれ自体をある程度操作できるため、それほど手間はかからなかった*]