[停止ボタンを押そうとするのを、
止めなかったトール>>80が、見解の一致をみるまで…と
ぼやくように呟いて肩を竦める>>81。
それを横目に、停止したジークムント>>84に近づいて]
……応答なし、か。
故障? それとも、強制遮断か?
[頭部後ろと胸部から微かに響く走駆音を、
少し耳を寄せて確認してから。
セーフモードでの再起動を試みようと、
全ての博士のアンドロイドに共通かは不明だが、
設計図面で見たことのある気がするボタンを探して、
首の後ろに指を伸ばす。
このジークムントにも、うなじ部分に隠しボタンがあっただろうか
或いは、仕様が異なるタイプだったか。]