人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


皇帝 ファミル

[城門を抜けた帝国軍は、広がりながら各所を制圧していく。
隠れているものを探し出し、抵抗を沈黙させようとする。
未だ、肝心の相手が見つかっていなかった。
学園の心臓である学長を捕らえねば、片手落ちだ。]

 やはり、あそこかな。

[視線を向けた先に、学園都市の象徴たる塔がある。]

   ……あのとき、どうして落ちてきたのか、
   そういえば聞いてなかったな。

[過去への述懐は誰に聞きとがめられることもなく消えた。]

(90) 2020/11/14(Sat) 00:57:33

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