人狼物語−薔薇の下国

329 絶海島奇譚


ダーフィト

—少し前、青葉—

 大丈夫……じゃないよな。
 堪えてくれなんて言えないけど、行けるか?

[青葉を去る前に放心したカークの姿を認めて声をかけた。
彼と在りし日のゾフィヤの応酬を思い出せば、鳩尾に重い石が落ちる。
絶望の色濃い様子にかける言葉は凡百なものしか浮かばない。
指示を聞いて食堂に向かう足取りに、拳を握りしめた。]

(89) 2015/04/27(Mon) 23:12:56

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