—少し前、青葉— 大丈夫……じゃないよな。 堪えてくれなんて言えないけど、行けるか?[青葉を去る前に放心したカークの姿を認めて声をかけた。彼と在りし日のゾフィヤの応酬を思い出せば、鳩尾に重い石が落ちる。絶望の色濃い様子にかける言葉は凡百なものしか浮かばない。指示を聞いて食堂に向かう足取りに、拳を握りしめた。]