今日、お前達から色々と話を聞いて、私も話しておくべきだと思ってな。[そう切り出して、私はそれぞれを順繰りに見遣る。それから静かに、私が抱えるものについて、彼らへと打ち明けた] 私は…… 私の本当の名は、ファミーユ=ド=ラヴァンディエと言う。 ファミル=ド=ラヴァンディエは私の兄。 諸事情により兄の代わりにファミルを名乗り指揮官に就いた、双子の妹だ。[その言葉に皆はどんな反応をしただろう。それを見ながら、私は言葉を続ける]