―1日目・PM10:45・ラウンジ―おう、おやすみウェルシュ。水分とってしっかり寝ろよ。[貸しているのとは逆の腕を振って去り行く背を送りだした。頼まれなくとも自分より身長の高い相手に肩を貸している以上そう素早くは動けない。壁にぶつかる音>>86が後方から聞こえてきたが放置を決め込んで、紙の如く白い横顔>>84に向けて溜息をひとつ]頼むから俺の服には吐くなよ……。まったく───。[自分が提案したせいだということは棚に上げて、できるだけゆっくりと救護室の方へと向かって行った]**