―更なる非常時に陥る前―
[どやどやと人が増える中、
確認作業も落ち着いてきた頃だっただろうか。
無理するな>>82、なんて言われたものだから、]
はは、非常時に無理をするのが乗員の苦いところってな。
二日酔いとは、それはそれでご愁傷様。
[苦笑と共に肩を竦めてみせただろう。
壁際へ向かう様子だったから、止めはせずに。]
…お。 ま、パニックになる奴が多いからさ。
誰か冷静な奴が指示をしなきゃ逃げ遅れる奴が出る…
って、言っても、実際に出てるんだがな。これだけ。
俺は…、まあ…怪我というほどの怪我は、ない…かな。
[次いでエレオから掛けられた言葉へ歯切れが悪い返事をした。
心配は要らないぜーと付け加えたのは
安易に不安を煽るべきではないと思ったからだった。*]