人狼物語−薔薇の下国

340 下克上の服従試験


殭屍 アレクシス

[――噫、それにしても。どうしてこんなにも、腹ノ中が痛むのダろう。熱いノダろう。
最初は、気にも留めて居なカっタ異変ダけれど。しカし今トなってハ、中々に耐え難い程ノ熱を帯びている。

抱いていナい方の腕ノ裾で、額に滲んダ汗を拭いナがら、熱ノ所為カ徐々に靄がカカる思考に口の中を噛み締めて。
――そう。殭屍キョンシーである自分が、冷たク凍っタこノ屍体カら汗が流れる程度には。
埋めタ女神ノ脚ハ、熱を帯びてシまっていタ。]

(89) 2015/06/03(Wed) 20:23:08

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