[放課後の学館の窓から夕陽が差しこんでいる。何処かで楽器の音が聴こえる。笛だろうか。音楽部が練習でもしているのかもしれない。それを耳にしながら、大きく伸びをした。骨が軋んだ音がした。] ふぁあ……… 身体が鈍いです。 マーティン、ちょっと手合せお願いします。[そう言って文人が軍人に無謀な挑戦をするのも、もう、遠い昔の、懐かしい日常。*]