─ コリルス 詰所・外 ─
休んでるよーに思えないからうるさくしてんでしょーが。
[むっとしたレト>>0:443に返す声はこちらも棘のあるもの。
昔と比べて遠慮無い物言いをするようになったが、レトに対しては遠慮どころの騒ぎじゃない。
それは一重に変わる前の自分を知っている彼に、変化の理由を話せない後ろめたさからで。
自分が悪いと思いながら、喧嘩紛いの言い合いを続けるばかり。
素直に言えたならきっとこんなやり取りなど不要だろう、簡単な一言も言えないままで。
キアラの含み笑いを受ける様子に、軽く口を噤んだ]