は、え、あ、ありがとうございます。
[天幕の前で捕まえた将軍に、褒められた。>>77
ぽかんと口が空いたのは許されると思いたい。
身内の誰も、氷血将軍に褒められたなんて聞いたことがないぞ。
けれども、それも、たぶん錯覚だったんだろう。そうに違いない。
鋭い視線に文字通り身も凍る思いで、胸がそっくり返るほどに背を伸ばした。]
そ、そうです!
オレ、じゃなくて、わたしの判断です!
ええと、向こうも大慌てだったし、
イケる、って思ったんで…
[張り上げた声は尻すぼみになって、ついでに背も縮こまって、若干上目遣いになった。]