[ 共闘した勇者...とは、当時は知らなかった...クロートとは、そのまま行動を共にすることになり...直後に相手が『勇者』の役目から逃げた『勇者』であると知って怒りをぶつけることになったわけだが ]
[ 最初に投げつけた言葉には反論らしい反論もしなかったクロートに>>71自身の劣等感込みで抱いた怒りは冷めず、しかし、聖魔剣の勇者と知った相手から離れるという選択もアルフレッドには出来なかった ]
勇者たる自覚もない奴が、何故、単独で旅を続けようとする?王国軍に合流して指揮に従い、魔王を倒す手伝いくらいはしようとは思わないのか?
[ 第二王子率いる王国軍は、勇者の行方を追いながら魔王城を目指している。未だ聖魔剣の錆を落とすことも叶わない勇者がこのまま単独行動を続ける事は命知らず以外の何物でもないと思われた ]