― スラム街 ―……………うーん[スラム街の奥を目指ししばらくして、民家の上で仁王立ちになったノトカーは徐に唸った]まぁ、何とかなる、とは思うけど。[そうは言ったものの、嫌な予感は拭えない。さっきから街の端に辿り着かないのだ。だいぶ奥まで来たはずなのに、まるでまだ半ばに居るかのよう]まるで足止めされてるみたいだ。[その予感が確信へと至れるのはまだ先の話]