「おう、マリー嬢ちゃんや。 見ないうちに、ずいぶん別嬪さんになったなぁ。 そろそろいい男の一人や二人、いるんじゃないのかい?」[使者を務めるローズマリーを見かけて、そんな声を掛ける。] 「儂ゃ、ぎりぎりまで村を守ってみるでな。 村のもんのこと、頼むな」[一瞬だけ見せた眼光は、恐ろしく鋭くて強いもの。すぐに視線を逸らすと、ずるずると剣を引きずって村のはずれに歩いていく*]