[その後――…暫しの間、医務室には沈黙が満ちる。一度向き直った折に、深く物を想う、冷たく沈み落ちるような横顔がほんの一瞬、垣間見え。>>76そのまま静かに目を離し。声をかけることも、音を立てることもせず、離れた椅子にただ座っていた。やがて、ハダリーが目を覚まし、カークが戻って来れば、ダーフィトは入れ違いのように出ていこうとしたのだったか。*]