[不安か決意か、ツェーザルの指にきゅっと力が籠もる。>>84しかし、彼は大きく頷いた。自然唇が綻ぶ。彼が案内したのは、広々としたダンスホールだった。やたらと豪華な装飾がついた広間である。上流社会の生活に縁のないジェフロイには、それがどのような場所か、イマイチ見当がつかなかったが。] ここか? ここなんか?[ツェーザルを振り向いて、確認した。]