なんつかさ。お前、俺の事凄い、ってよく言うけどさ。実際のとこ、そんなに凄くもなきゃ強くもないんだよ。必死にもがいて、暴れて、そんで先に進んでる。でもって、一人じゃそれ、できなくて。みんなのおかげで、できてるって感じなんだよ。[想うままを紡ぎながら、視線を改めて、相棒へと向けて]だから、俺が凄いんだとしたら、それはみんなのおかげなんだよ。ここに来てからも、俺が先に進めたのは一人じゃなかったから。みんながいたから、だしな。