[その後は多少ぎこちない雰囲気だっただろうか。それでも拠点へと戻りながら歩いていれば徐々に距離感は以前のものへと戻るだろう。] ん…そのファミルってやつがあの男か、なるほどな。 ファミル…ファミル…、ああ……。[過去の話しは時々相槌を打ちつつ黙って聞いて。ファミルの名を聞けばどこかで聞いた覚えがあって、やがて氷竜軍の指揮官の名前へと行き着く。] そいやローからだったかな、前に聞いた事ある。 ファミルって指揮官の名前だったはずだ、そうか…。