人狼物語−薔薇の下国

483 翠龍幻霧 ─天霊遺跡封印行─


公子 セルウィン

[ トールの揮った刃が切り裂いたのは、避け切れぬと見て、咄嗟に公子が翳した左腕。
肘の少し手先に近い辺りがざっくりと斬られて、忽ち腕全体が朱に染まっていく ]

...っ...トー、ル!

[ その血の色にか、或いは公子の上げた苦鳴が聞こえでもしたか、狂熱に浮かされたようなトールの表情が冷水を浴びせられたかの色に瞬時に変わる>>55
だが、男の表情と気配は未だ不安定で ]

この、馬鹿もの...がっ!

[ 再び斬られるという怖れも見せず、公子は一息に立ち竦んだトールとの間合いを詰め、氷の剣を彼の頭に向かって突き入れる ]

(88) 2017/08/11(Fri) 21:36:27

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