[ 血と瘴気...ふたつは彼の内の妖魔の血を目覚めさせる。ゆらり、瞳の奥に暗い緋の影が揺れ、ざわざわと肌を冷たい気配が泡立たせるが ]クリフ...その剣は...[ その剣がどういうものかを彼は知らない。けれど三人分、というクリフの言葉に籠められた意味は、解った>>84 ]...ますます、負けらんねーな[ クリフの言霊に応じて、拘束の枝が相柳に向け確実に伸びていく。>>86銀色の枝を赤く染めながら、彼は、毒吐く妖魔を見上げて、笑った ]