[ゆっくり、ゆったり。ぬるま湯の中を揺蕩うような意識が段々と明瞭さを持って、引き上げられる。最初に感じたのは、よく知る暖かさ。意識が沈む最後に感じたものと同じそれにやっぱりちゃんとソルベは護ってくれてるんだなってそう思いながら、まだ覚醒しきらない意識と体がふわふわと揺蕩っていて。だから、聞こえた声もまだ、夢の中のものだと思った] ………ふぇ…?[だって、いつも揶揄ったりとか、意地悪言ったりとか。ソルベばっかり褒めて、私になんて言ってくれないから]