[名残のように金の光が降りてきて、漂ったあと消えた。カレンの街を守る光もまた、途絶える。魔女は、いってしまったのだ。理解が、心を打ちすえる。衝撃を呑みこめぬまま戦い続けるヤコブの周囲で、血に飢えた叫びが湧きたった。>>79]