― 大浴場 ―
[>>65 ニコラスに支えられながら、
風呂場の椅子に腰を下ろせば、ほっと胸をなでる。
この密着した状態は、少し恥ずかしかったから。]
いや、それくらい一人で…!!
[>>66 さて、とタオルに手を伸ばしかけたところで、
そのタオルはニコラスに取られてしまう。
足を怪我しているとはいえ、身体を洗う事くらいはできる。
そこまで手を煩わせるわけにはと告げるも、
彼が聞き入れてくれる様子は無く。]
ひっ――………!?
[密着する身体、喉元から首筋にかけて、
ぬるりと泡のついた指が滑っていく。
突然の事態に緊張した身体は、びくりと一度跳ねたまま動かない。]