― 紗々が監禁されて3時間後 ―「ここに入れられた子はどうするんだ?」「本国に輸送してABMIの検体にするらしいぞ」「うげぇ。脳髄摘出で機械に接続かよ……エグいな」[銃声はとうに途絶えているそれとなく事態が鎮静化した事を察する事ができるだろう。扉の向こうを慌ただしく行きかう足音が響く中、そんな会話が紗々の耳にも届くだろう。]