[居たたまれなさを感じながらも他に出来ることが浮かばず、遺体から逸らした目線を何の気なしに上げて──そうしてふと、“そのこと”に気が付いた][場に満ちる悲嘆、凄惨な状況、悪趣味な文字>>1:356に気を奪われていたんだろう。 ……馬鹿だ。自分にとって、本当はこれこそ真っ先に見るべきものだったのに]