[主が弓に矢を番える。ああ、仕掛けるんだな、とごく自然に理解した娘は一時足を止め、手近な敵を刈り払った。呪が紡がれ、放たれた矢が閃光を導く。その輝きに亜麻色を細めたのは一瞬。進むを促された>>77娘は地を蹴り、銀月を持って再び先駆けを務め] ……いた![開いた道の先、覚えのある黒を認め。躊躇う事無く、そちらへ駆けた。*]