んじゃ、いつものいくかぁ。
[リュストの身を軽く叩き、向かう先は巨狼の真正面。
危険な位置取りをあえて進むこちらを護るかのように、薄紫の光が降り注ぐ>>82。
礼の意志を籠めて小さく頭を下げつつ、視線は戦うべき相手へ]
――おし、ここだ。
[今回の狙いは体当たりではない。
角が相手に触れるよりも遥かに早く、制動を掛ける。
巨狼もそれに応じるように、爪を振り上げての攻撃に移るが、それで構わなかった]
リュスト――ブレス!!
[騎竜へと合図を送る。
そして鋼竜の口から生じたのは、湿気含んだ土のブレス。
泥濘は直接的な攻撃力こそ低いものの、巨狼の身や足元へ纏わりつき、その動きを鈍らせるだろう**]