…あ、わりぃ。[投げたものがどれほどの威力を発揮したかは突如として起こった轟音と土煙に遮られて分からない。ダーフィトは反射的に耳を塞いで伏せる体勢になったが通路に近い位置に誰かが居れば轟音の餌食になったかもしれない。謝り文句はそのためであったけれどぱらぱらとメインサロンの中心にまで落ちる土埃の中その言葉が誰かに届いたとは思えなかった。] 無事かー?乗客及び乗員共ー![一応呼び掛けるだけ呼びかけては見て、ダーフィトは第一エリアへと続く通路へと近付いた。]