そ。置いてあったから、少しだけな。読んでみた。
[ペーターへ>>71手に持った古びた表紙を振って見せ――…]
――…は。え?俺?
[伸びをすれば、突然話が振られて>>81びくりと肩を揺らした。
説明…は男も苦手なところなのだけど、さてはて。]
――…昔、とある村が人の皮を被った狼に滅ぼされたって記録さ。
どうしてこの村にあるのかは知らねえけどな。
[――…詳細は多く語らずにおいて。
後ろの方の空白のページはまだ使えそうだった、なんて別のことを話題に出してみた。
"伝言">>84を聞けば、任せろ、と見送ることにする。
視線の彷徨する様子のペーターへは]
オットーのところへ戻るなら…早めに行ったほうがいいと思うぜ。
[そう伝えて、伝言を聞く前から既にうつらうつらとする様子のゲルトの横へともう一度腰を下ろした。]