― 街中(酒場へ向かう途中) >>78>>79シルキー ―
[走り去っていくトーマスを、ほろりと見送れば別の方向から呼び止められる声がした。(>>78)]
ああ…シルキー。ごきげんよう。
[声の先には、笑顔で手を振っている女性の姿。
平和の象徴にも思えるその光景に笑みが零れ。]
ええ、もちろん酒場に行くところですよ。
もちろん同行は、こちらも望むところですが…
シルキーはおひとりですか?
[彼女とは、確か以前魔物討伐で組んだパーティで一緒だったか。その後も時々こうやって出逢う事があるので、冒険者達の中では顔見知りの部類に入るだろう。
ひとりか…と聞いたのは、当時から男連中の中で人気が高かったからなのだが。そんな事情は本人は知らぬ事なのかもしれない。]
どちらにしましてもご一緒致しましょう、レディ。
[最後の酒場を目に焼き付け、できるなら楽しむ。
もし彼女も共通の目的であるなら、酒場に着いた後も同じテーブルにつくだろう。*]