ああ、大丈夫――…いける。[ガートルード、と呼ぶナネッテの、 信頼>>79は伝わる。 彼女の藍玉を見つめ、短くうなずいて。] ―――…ナネッテ! [ ナイフを逆手に持ち替えた彼女が、 ゲオルグの方へ駆け、牙から身を躱そうとする>>81 赤い血が飛び散るのに、思わず声を上げるが。 宙を舞うような鮮やかな身体裁きと、 獣の首筋への一振りのきらめき。]