……意志力の本体への反映……というのは、凄まじいものがありますね。 それを、見せてくれた事、感謝します。 ……もっとも、こんな形で示すのも、それで礼を言われるのも、不本意かな、とは思いますが。[眠れる彼に届く事はないだろう、とは思うけれど。言わずにはいられなかった言葉を、返す直前、紡ぐ。翡翠と橙の光が弾け、また一人、花精の意識は街へと帰り。それを見届けた魔導師は、次に送るものへと視線を向けた。*]