……囚われないで先に進む、って、最期にとーさんと約束したけど。
それが逆にしんどくなって、動けない時とか、一人で風に吹かれてた。
[精霊の領域での試練の際に口にした、『自分のルール』。>>2:76
それが重荷になっていた時期があって]
だから、とにかく動き回って、走り回って。
……その内、走るのが楽しくなった。
なんていうか、風が一緒に走ってくれてるなー、って、そんな風に思えるようになってきて、それから、そーなって。
走るのが楽しくなってきたら、周りと付き合うのも楽しくなってきて、んで、そこからようやく今の俺に繋がったんだよ。