はい、幸いに…
[戻ってきた声>>85に一歩此方も踏み出す。
誰と居るのか、という問いに応えようとしたその時に呟き>>82に気付いた。
>>83の後返ってくる声>>84。
この場において名乗らない、何処か不穏な空気を肌で感じ、黙った。
育ちの所為か、相手が危害を加えてくるか否かについては敏感であった。
と、様子を見ていれば、クロイツと会話を始める>>85>>86。
灯が長い髪と眼鏡を光らせている。
───コンスタンツェ…教会の……
その名前には聞き覚えがあった。が、街の学校へ通う女はあまり交流があった覚えがない。
日曜礼拝の際にチラリと見かけた程度だろうか。
2人の会話を見つつ、少しずつ、壁伝いに身体の位置をずらしてゆく。]