― 回想・305号室に向かう途中 ―
久しぶり。
[自分と同じく階段を目指す人影。>>30
歩調を緩めやがては階段近くで止まると、そう返した]
これはリーザにぴったりかなって思ってたんだー。
絵がふんわりしてて可愛いから。
[この前貸した本を素敵だと告げる彼女に表情がほころんだ。
続いて、本を持ってくるように頼まれれば、にっこり顔で頷いた>>31]
分かった。
また、可愛い本を持ってくるから、楽しみにしてるといいよ。
[子供向けではない話を聞いても怖がる様子を見せなかったリーザ。
人狼は御伽噺の中だけの存在ではないと教えたくなったけれど、
怖がらせるのはさすがに本意ではない。
――もしも怖がる様子を見せていたら、怖がることなんてないと、そう伝えていたはず]