[(>>81)しばらくは大人しくされるがままに撫でられていたが、どうにも様子がおかしい。聞こえる呼吸音が次第に荒くなっていく。これは決して猫を前にして興奮している類のものではない]おい、……アレルギー反応か!ちっ……[ずるりと生徒の倒れ込む音と同時に周囲を見回す。幸か不幸か、他の人の姿はない。小さく舌打ちをしつつも瞬いた次の瞬間には、そこにいたのは白猫ではなく褐色の肌と金色の髪を持つ青年に代わっていた。彼は倒れ込んだ生徒を抱え上げると、そのまま急いで救護室へと向かった*]