[刃の前に立つ獣の数は確実に減っていく。
それは、個々のメンバーがそれぞれに獣たちを討ち取っているからに他ならない。こちらへの支援が飛んできたのも、それだけの余裕が生まれているからだろう。
戦いつつ、皆と合流するようにじわりと後退する。
それは、前線を支えきれなくなったというわけではなく、次の一手のため。]
道を、切り拓く。
[カークの言葉に頷いて、皆へと呼びかける。
他の者達が黒の巨獣へ到達する道を、自分が作ると。
未だ寄せてくる眷属たちの壁を破り、かの神獣を目覚めさせる、第一の楔となろう。]