[ しかし、寝ていたと言ってしまった以上それ以上のことをカシムはカスパルへと主張できなくなってしまう。
沈黙が流れ、それ以上得るものはないとカスパルは判断したのだろう。
カシムに礼を述べ、立ち去ろうとするカスパル。
そんなカスパルへ思わずカシムは彼を呼び止めてしまう。 ]
……そ、そのカスパル中尉殿
その、あの、サシャ殿がどうしたのでありますか?
[ その返答がどのような内容であってもカシムはカスパルに礼を述べそのままカスパルを見送るだろう。
その後は同部屋である自室に籠り、サシャがいないのであればフィオンのメモを見るだろう。* ]