[ド ォ ン ]
[船板を、床を突き抜けて、2(2x1)階の廊下へと落ちてしまった三体の騎士。
床に打ち付けられた 重たい身体 は、衝撃に負けて呆気なく壊れてしまい、ころりと三つの石が転がります。
きらり輝く氷の破片は、騎士が消えると同時に細かな粒子となって空中に散ります。]
これは。
「こおりの纏わりついたぶぶんのおもさを、ばいにするまほうのようですね。
おもたすぎるけんを持ち上げることができず、ふないたが増していくじゅうりょうに負けてしまったというところでしょうか。
あのけっしょうに触れてしまったぶぶんだけ、重たくなるようですが。」
純粋な氷の魔法やないんか。
「つちぞくせいのとくせいもみごとにミックスされていますねぇ。きほんはみずみたいですが。」
ほう。