ぁぅっ…
[受け止められた衝撃>>77に、ほんのちょっとだけ意識が手繰り寄せられる。
けれどその衝撃は、思ったほどには痛くない
この声は、あのおねえさんの声だ。じゃあ、民間人って、私のことだろうか]
わたしっ…は、いい、ですからっ…!
おねがい、ですっ…みんなを、たすけて…
[今、そうやって、お願いしかできないのが悔しい。
こうして割かせてしまった労力で、助けられる人がいるだろうことが悔しい。
もっと、上手くやる方法が、どこかにあっただろうか。
そんな思考がくるりと回って。すとんと闇に落ちていく]
おねが……す…から…