[爆発] [轟音][鼓膜を劈くような破裂音が、熱風を伴って津波のように押し寄せてきた。これまでの積荷の燃え方とは違う……優先順を間違えた代償に生を手放した公国兵は、随分と貴重な代物を抱えていたようだ。間近で爆発に巻き込まれたのだ。もう、生きてはいまい]