[宵藍の瞳が文字を追う。何度目かの呼吸を重ねた後、シルキーは書状を封筒へと戻し>>81、シメオンの瞳を見返してきた>>82] ──、……[訊ねる声に一瞬息を飲む。紡がれるのは拒絶と、国に立つ者としての確固とした意思。響く声は凛として、シメオンとの間に壁を作るかのようだった]