― 猫を呼ぶ前:己が繭を探す時 ―[固く閉ざされた繭は5つ。3つは自分たちの分として、他は死神と恋天使だろう。一つの繭の上であぐらを掻いている男を見つけた>>65確かツェーザル、消去法で行くと、つまり彼が死神ということか]あら〜、君もお疲れ様だね〜…[なんて口の中で呟いた。ふと扉の方を見遣ると、マーティンが先程来たばかりという風にすり抜けて飛び込んできた>>75]ああ、マーティンさんも。[視線がこちらにくれば、応として手を上げた。そして、上を見上げれば――*]