人狼物語−薔薇の下国

540 黒狼幻燈 ―銀星平原裂魔行―


黒焔狼 ヴェルナー

さってと……黒輝、また、ここを頼むぜ。

[漆黒の珠を差し出しながらの言葉に、巨狼は低い唸りを上げた]

んな声出すなよ……もうしばらくは、通さねぇとならねぇ義理があるんだからさ。

[唸りにこもる不満げな響きに苦笑しつつ、反対側の手で首筋を撫でてやる。
巨狼はしばしぐるぐると唸っていたものの、最終的には納得したように、ぱく、と鍵である珠を呑み込んで。
それからしばし、守護者に頭を擦り付けたりなんだりした後、距離をあけ。
天に向けて一声、吼えた。*]

(86) 2020/09/28(Mon) 23:32:51 (tasuku)

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