ふふ、随分お疲れのようですね。ジェフロイさん。 ……ええ、僕達は"ゲーム"の参加者ですよ。 このお城に居る、大体の方はそうなのではないでしょうか。[口許へ指を当てつつ、やや思案して答える。これまで出逢った吸血鬼は、元老を除けば概ね参加者だ。彼も脱出の手掛かりを掴めていないと聞けば、苦笑を零して] 貴方もですか。 僕も正直、立ち回るので精一杯だったりします。 ――お恥ずかしながら。[緩く帽子のつばを引き下げた]